異文化体験メニューのヒント
アドベンチャーツーリズムはやや自然体験に比重がかかっているように感じます。
理由は異文化体験がなかなかに扱いにくい代物だからでしょう。
自然の場合は日本の北南端の北海道の自然と沖縄の自然について違いはあるものの共通性があるのでガイドに応用が利くのでしょうが文化となると、アイヌ文化と琉球文化では別個に学ばないといけない。
更には、それを体験する側にも予備知識が求められるのが文化です。
日本文化を理解するためには神道・仏教の理解が必要となりますが日本人でさえ基礎知識を持ってる方が少ないのに、外国の方にそれを理解させた上で、異文化を体験してもらうのはどうしても難易度が上がります。
そもそも観光客が深い理解を求めているかも怪しい部分があり、外国人にとっての日本文化が相変わらず富士山、芸者、侍、忍者であったりするのも、異文化を提供する側を困らせる原因です。
そんな中でも異文化体験メニューを作らなければならない事があるでしょうから、幅広い日本文化の体験メニューのヒントになるキーワードをご紹介したいと思います。
それは、「術」と「道」。
?となるかもしれませんが、〇術や〇道の熟語を思い浮かべてください。
術だと
医術、学術、奇術、技術、芸術、剣術、美術、幻術、算術、施術、手術、妖術、柔術、戦術、忍術、話術、武術、魔術
道なら
華道、茶道、弓道、神道、武道、香道、書道、剣道、芸道、仏道、柔道、棋道、球道、修験道、武士道、合気道
おそらくこの中にありますよね。
どれを選ぶか迷うとこですが全体が見えてくると各地域で提供できる異文化が見えてくると思います。