アドベンチャーツーリズムとは
アドベンチャーツーリズムは新しい観光のカテゴリーで「自然」「異文化」「アクティビティ」のうち二つ以上を含んだものを言いますが私は主に自然をテーマにしたアドベンチャーツーリズムをお話ししたいと思います。
自然テーマの観光カテゴリーでは、エコツーリズムやグリーンツーリズムがありますがそれに比べるとアドベンチャーツーリズムはエンターテインメント性が高い観光と考えていただくのが理解しやすいと思います。
では、アドベンチャーなアクティビティって何?
アドベンチャーにもハードなものとソフトなものがあり、ハードなものではロッククライミングやラフティング、スカイダイビングなどチャレンジするにはそれなりの勇気の必要なもの、ソフトなものではキャンプやシュノーケリング、フィッシング、トレッキングなど手軽ながらも未経験な方には一歩踏み出すチャレンジ精神が必要なもの。私は子供から高齢者までの観光をイメージするのでアドベンチャーを幅広く考えたいと思っています。
なぜ、今、アドベンチャーツーリズム?
このアドベンチャーツーリズムが観光業界で注目されているのは観光が体験型へシフトしようとしている事が一番の理由で、着地型観光のキーワードとして考えられています。そして、注目しているのは観光業界だけではありません。自然テーマのアドベンチャーですので、わかりやすい言葉としてアウトドアを使いますと大きく分けると市場は四つ。アウトドア関連商品、アウトドア関連出版、アウトドア関連ツアー、アウトドア関連アクティビティ。例えば、キャンプのブームによりキャンプ関連商品が売れ、ノウハウ本が売れ、ツアーが開発され、チャンプ場でのオプションサービスが利用されるようになる。特にアウトドア関連商品の市場は非常に大きくなることが予想されます。
東京でできるアドベンチャーツーリズム
アドベンチャーの舞台として皆さんがイメージするのは北海道、長野、沖縄といったエリアかと思いますが、ソフトアドベンチャーの場合は特殊な自然環境が必要ではありませんし、日本はどこの地域にも自然が豊かに残っています。東京もそうです。東京の海と山と川はアクセスが良く、実は他のエリアにひけをとらない素晴らしい自然があります。そこは東京諸島と多摩。そこを舞台にしたアドベンチャーツーリズムのプランニングとマーケティングを私は進めて行きたいと思っています。